待つのも大事

シンプルな豆を煮るという行為。

簡単なようですが、これがなかなか難しい。

ガンガン火にかければいいってもんじゃない。

どちらかと言えばコトコトがいいけど、それも加減が結構難しい。

豆によって性格が違うから、その辺りはよく見極めて。

それから、ポイントは「蒸らし」だと思います。

ちょっと火を止めて放っておく。

これも、大事な調理時間。

なんでも勢いに任せたらいい訳じゃない。

火をかけっぱなしにするばかりいい訳じゃない。

時には、ちょっと落ち着いて待つってことも大事。

現代人は(私も含めて)、待つことがすごく苦手。

物や他人に対してだけじゃなく自分に対しても。

もう少し、待つ(蒸らす)ことを意識したらいいと思う。

伸びすぎたゴムが切れてしまうように、人も同じでいつも力を入れてばっかりじゃだめ。

時には休んだり待ったりする時間も必要。

そうすると、メリハリが生まれてくるし客観的に物事を見ることもできる。

勢いだけでやることには限界があるんだよね。

時には勢いも大事だけど、時には待つことも大事。

見極めながら行かないとだね。

 

そんなことを虎豆を煮ながら考えました。

さて、虎豆の甘煮のレシピをアップしました。

良かったら参考にしてください。

虎豆の甘煮

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