1年に二回しか売れないもの

こんにちは。

蒲原屋三代目のしんやことみです。

今日は江尻生涯学習交流館での料理教室でした!

15名の参加者のみなさんとの出会いにワクワクドキドキ。

でも、調理したものを食べて「おいしい!」という声が聞こえてきて一安心。

質問も活発にしていただけてとても有意義な教室なっていたような気がします!

ご参加いただいたみなさん、交流館のみなさんに感謝です。

同じメンバーで2週間後にも教室があるから楽しみ!

終わった後にすぐにお店に寄ってくださったお客様もいて感激です。

(私は交流館の片づけで店にいなくて残念でした~。)

教室で珍しい乾物のご紹介ができて良かったです。

珍しい乾物といえば店で店頭に並べなくても毎年必ず売れる商品があります。

それは、勝栗(かちぐり)です。

???っていう方がほとんどですよね。

じゃじゃーん!これが勝栗です。

もともとは栗の実を干し、臼で搗(つ)いて殻と渋皮を取り除いたもの。

(か)つ(「臼で搗く」の意味)」が「勝つ」に通じるとして、出陣や勝利の祝い、正月の祝儀などに用いられたものだそうです。

以前はその名前が縁起がいいという事で選挙の候補者事務所でよく使われたようです。

今では神事以外ではほとんど使われることがなくなっているようで残念ですね。

先代曰く以前は一般家庭でも普通に正月の黒豆と一緒に煮たり、おこわなどに入れていたようです。

私も一度食べましたが、甘露煮とは違い触感がしっかりしていましたが滋養深く美味しかったです。

当店では、毎年この時期に市内の神社様(全国的にも有名!)で使っていただくため注文が入ります。

今回以外にもう1件の神社様からも神事に使うため毎年ご注文をいただきます。

(年によって件数が増えることもあります)

そのため絶対に欠品することができません!!

乾物を通して日本の文化・伝統を守る。

これも乾物屋の三代目としての使命だと思っています。

気になる方はお店に来て「ブログ見たけどちょっと勝栗見せて」と言ってください。

数量限定で特別にお分けすることもできます。

もちろん見るだけでもOKですよ。

選挙に出る方に、そっと贈ってあげたら喜ばれるかもしれません。

みなさまにとって乾物が身近にありますように!

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