丹波大納言って何がちがうの?

  1. こんにちは。

蒲原屋三代目のしんやことみです。

昨日、ブログで小豆のお話したところ

「丹波大納言って普通の小豆と何が違うの?」

と質問をいただきました!!

奥さん、それはもう全然違いますからっ!!!(どこの奥さんにはなしているのかは謎)

「大粒で、色艶鮮やか、甘みが強く、風味は豊かで、皮が薄く口当たりがいい」

という特徴を持つ極めて美味しいのが大納言小豆なのです。

その為、全国各地の有名なお菓子屋さんの材料として使われています。

しかも丹波大納言は国内小豆の生産量の約1%しかない、という超がつくほどの貴重品。

そんな素晴らしい特徴だらけの丹波大納言ですが、もちろん問題点もあるのです!

ひとつ目は「値段が高い」という事です。

丹波大納言はその美味しさの一方、栽培と収穫に本当に手間がかかる小豆です。

たくさん収穫ができるように品種改良されたものではないため収量は一般の小豆の半分しかないとか。

また生育期間が長いため台風の影響を受けやすく、手作業が多く労力を要するため、耕作面積も年々少なくなっているのです 。

はっきり言ってそれだけ手間がかかっているので価格が高くなってしまうのは当然だと私は思います。

ふたつ目は夏場に虫が発生しやすいことです。

丹波大納言小豆は皮が薄くて美味ですが、その反面気温(室温)が上ってくると虫が発生するおそれがあるのです。

皮が薄くて美味しい、は人間だけでなく虫にとっても魅力的なんですね。

しかし、それが分かっていてもあえて殺虫処理はしていません。

そのため必ず冷蔵庫などの冷たい場所に保存していただきたいのです。

特に夏期の高温期は絶対冷蔵庫に保存してください!

 

少し手間がかかり高級ですから、本当に食べる人を選ぶ小豆です。

「豆界の赤いダイヤ」ですね。

蒲原屋でも年々確保が大変で売り切れてしまう可能性が一番高いお豆です。

機会がありましたら一度食べてみるのが百聞は一食にしかず、だと思われます。

 

みなさまにとって乾物が身近にありますように

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