料理教室をするわけ

乾物屋なのになぜ料理教室をやっているの?

そんな風に思う人もいるだろうと思います。

乾物のことを知ってほしいということもありますが、それが一番ではないのかもしれません。

乾物にこだわらなくても、「料理を伝えたい」気持ちが一番だったりします。

だから、乾物料理じゃなくても料理教室はやりたいと思っている。

理由は、作った物を食べることで人はちょっと幸せになれるから。

自分のためでもいいし、人のためでもいい。

料理は大変なことじゃなく、楽しいことになる可能性があるのに

「料理ってめんどくさいからキライ」

そんな風に思われてしまっているのがイヤだからなんです。

色々なポテンシャルを秘めている料理が「いやなこと」になってしまうのは本当に残念。

こどもの頃に大泣きした後、落ち着いてホッとした後のお母さんのご飯はなんとも言えない美味しさだった。

大人になって、疲れた時に、友人が作ってくれた温かい食事の美味しかったこと。

そんな体験をだれでもしたことがあると思う。

その、「ホッする瞬間」を作ることができる料理というものが、何とも言えず私は好きなんです。

だから、「絶対こうしなくち」ゃとか「こうじゃなきゃいけない」とかはない。

教室は私が知っている体に良くて手軽な料理をみなさんに伝えたたいと思っているだけなのです。

みんなが資格とかにこだわらないで、美味しい物を作っていけたら幸せだよね。

そして、その応援ができたらうれしい。

そんな思いでやってます。

ちなみに、10月はホッとできる秋らしい料理を作ります。

あ、乾物屋なので乾物使うのは自分へルール。

というか、制限のあるなかでやることが結構楽しいのです。

まぁ、時々違うものも作りたくなるので「重ね煮」の教室をやったり、お話会で好きな料理を作るんですが・・・。

ものすんごくおしゃれじゃないけど、でも手軽に結構おいしいもの作れますよ。

9月の教室の一番に人気は、動物性を一切使わない「紅茶の豆乳プリン」でした。

スタッフのしゅりちゃんに「ことさん天才!」って言われて、喜んでしまいました。

豚もおだてりゃ木に登る

私っておだてに弱いかも・・・。

作った料理を誰かが、おいしいっていってくれる。

それだけで幸せなんだな。

人間って案外単純なものなのかもしれません。

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